【ポケモンGO】 パラメータ徹底解説 〜CP編〜

ポケモンGOで普段何気なく使っているCP(Combat Power)。

CPがポケモンの強さに関わるパラメータであることは有名ですが、実際のところ、どう算出され、どれほど重要なパラメータなのでしょうか。

今回はそんなCPに関わる仕様についてまとめたいと思います！数式が多いですが、よかったらご覧ください♪

目次

 

CPの計算式について

まず結論から言うと、ポケモンのCPは以下の式によって計算されます。

聞き慣れない項目があるかも知れませんが、一つ一つ説明していきます。

①種族値について

種族値とは？

種族値はポケモンの種類ごとに定められた強さのパラメーターです。ラッキーであればHPが高く、カイリューであれば攻撃が高いのはこの種族値によって定められているからです。

全ポケモンの種族値一覧

各ポケモンの種族値は以下のように定められています。

全ポケモンの種族値一覧（クリックすると表示されます）

No.	ポケモン名	最大CP ※PL39時	攻撃	防御	HP
1	フシギダネ	967	118	118	90
2	フシギソウ	1529	151	151	120
3	フシギバナ	2531	198	198	160
4	ヒトカゲ	819	116	96	78
5	リザード	1462	158	129	116
6	リザードン	2648	223	176	156
7	ゼニガメ	797	94	122	88
8	カメール	1305	126	155	118
9	カメックス	2259	171	210	158
10	キャタピー	387	55	62	90
11	トランセル	413	45	94	100
12	バタフリー	1677	167	151	120
13	ビードル	391	63	55	80
14	コクーン	386	46	86	90
15	スピアー	1752	169	150	130
16	ポッポ	572	85	76	80
17	ピジョン	1070	117	108	126
18	ピジョット	1966	166	157	166
19	コラッタ	580	103	70	60
20	ラッタ	1527	161	144	110
21	オニスズメ	664	112	61	80
22	オニドリル	1788	182	135	130
23	アーボ	767	110	102	70
24	アーボック	1712	167	158	120
25	ピカチュウ	776	112	101	70
26	ライチュウ	1996	193	165	120
27	サンド	1177	126	145	100
28	サンドパン	2294	182	202	150
29	ニドラン♀	725	86	94	110
30	ニドリーナ	1201	117	126	140
31	ニドクイン	2304	180	174	180
32	ニドラン♂	729	105	76	92
33	ニドリーノ	1234	137	112	122
34	ニドキング	2352	204	157	162
35	ピッピ	1070	107	116	140
36	ピクシー	2320	178	171	190
37	ロコン	763	96	122	76
38	キュウコン	2127	169	204	146
39	プリン	703	80	44	230
40	プクリン	1879	156	93	280
41	ズバット	560	83	76	80
42	ゴルバット	1804	161	153	150
43	ナゾノクサ	1054	131	116	90
44	クサイハナ	1491	153	139	120
45	ラフレシア	2334	202	170	150
46	パラス	824	121	99	70
47	パラセクト	1633	165	146	120
48	コンパン	889	100	102	120
49	モルフォン	1910	179	150	140
50	ディグダ	458	109	88	20
51	ダグトリオ	1314	167	147	70
52	ニャース	629	92	81	80
53	ペルシアン	1517	150	139	130
54	コダック	952	122	96	100
55	ゴルダック	2238	191	163	160
56	マンキー	987	148	87	80
57	オコリザル	2075	207	144	130
58	ガーディ	1095	136	96	110
59	ウインディ	2799	227	166	180
60	ニョロモ	685	101	82	80
61	ニョロゾ	1294	130	130	130
62	ニョロボン	2407	182	187	180
63	ケーシィ	1132	195	103	50
64	ユンゲラー	1833	232	138	80
65	フーディン	2845	271	194	110
66	ワンリキー	1182	137	88	140
67	ゴーリキー	1882	177	130	160
68	カイリキー	2848	234	162	180
69	マダツボミ	903	139	64	100
70	ウツドン	1453	172	95	130
71	ウツボット	2236	207	138	160
72	メノクラゲ	943	97	182	80
73	ドククラゲ	2340	166	237	160
74	イシツブテ	1176	132	163	80
75	ゴローン	1789	164	196	110
76	ゴローニャ	2875	211	229	160
77	ポニータ	1480	170	132	100
78	ギャロップ	2220	207	167	130
79	ヤドン	1187	109	109	180
80	ヤドラン	2446	177	194	190
81	コイル	1068	165	128	50
82	レアコイル	2205	223	182	100
83	カモネギ	1076	124	118	104
84	ドードー	996	158	88	70
85	ドードリオ	2108	218	145	120
86	パウワウ	886	85	128	130
87	ジュゴン	1867	139	184	180
88	ベトベター	1251	135	90	160
89	ベトベトン	2670	190	184	210
90	シェルダー	944	116	168	60
91	パルシェン	2439	186	323	100
92	ゴース	988	186	70	60
93	ゴースト	1692	223	112	90
94	ゲンガー	2581	261	156	120
95	イワーク	988	85	288	70
96	スリープ	978	89	158	120
97	スリーパー	2019	144	215	170
98	クラブ	1366	181	156	60
99	キングラー	2656	240	214	110
100	ビリリダマ	845	109	114	80
101	マルマイン	1873	173	179	120
102	タマタマ	1086	107	140	120
103	ナッシー	2875	233	158	190
104	カラカラ	930	90	165	100
105	ガラガラ	1667	144	200	120
106	サワムラー	2372	224	211	100
107	エビワラー	2069	193	212	100
108	ベロリンガ	1303	108	137	180
109	ドガース	1075	119	164	80
110	マタドガス	2152	174	221	130
111	サイホーン	1655	140	157	160
112	サイドン	3253	222	206	210
113	ラッキー	1448	60	176	500
114	モンジャラ	2177	183	205	130
115	ガルーラ	2428	181	165	210
116	タッツー	908	129	125	60
117	シードラ	1951	187	182	110
118	トサキント	992	123	115	90
119	アズマオウ	2011	175	154	160
120	ヒトデマン	913	137	112	60
121	スターミー	2270	210	184	120
122	バリヤード	1956	192	233	80
123	ストライク	2429	218	170	140
124	ルージュラ	2476	223	182	130
125	エレブー	2165	198	173	130
126	ブーバー	2222	206	169	130
127	カイロス	2730	238	197	130
128	ケンタロス	2452	198	197	150
129	コイキング	217	29	102	40
130	ギャラドス	3234	237	197	190
131	ラプラス	2566	165	180	260
132	メタモン	707	91	91	96
133	イーブイ	955	104	121	110
134	シャワーズ	3112	205	177	260
135	サンダース	2691	232	201	130
136	ブースター	2863	246	204	130
137	ポリゴン	1545	153	139	130
138	オムナイト	1326	155	174	70
139	オムスター	2647	207	227	140
140	カブト	1156	148	162	60
141	カブトプス	2481	220	203	120
142	プテラ	2571	221	164	160
143	カビゴン	3307	190	190	320
144	フリーザー	2891	192	249	180
145	サンダー	3282	253	188	180
146	ファイヤー	3225	251	184	180
147	ミニリュウ	848	119	94	82
148	ハクリュー	1586	163	138	122
149	カイリュー	3530	263	201	182
150	ミュウツー	4692	330	200	212
151	ミュウ	3039	210	209	200
152	チコリータ	790	92	122	90
153	ベイリーフ	1277	122	155	120
154	メガニウム	2195	168	202	160
155	ヒノアラシ	819	116	96	78
156	マグマラシ	1462	158	129	116
157	バクフーン	2648	223	176	156
158	ワニノコ	997	117	116	100
159	アリゲイツ	1576	150	151	130
160	オーダイル	2682	205	197	170
161	オタチ	511	79	77	70
162	オオタチ	1643	148	130	170
163	ホーホー	631	67	101	120
164	ヨルノズク	2011	145	179	200
165	レディバ	654	72	142	80
166	レディアン	1256	107	209	110
167	イトマル	675	105	73	80
168	アリアドス	1613	161	128	140
169	クロバット	2431	194	178	170
170	チョンチー	1052	106	106	150
171	ランターン	2047	146	146	250
172	ピチュー	370	77	63	40
173	ピィ	611	75	91	100
174	ププリン	505	69	34	180
175	トゲピー	532	67	116	70
176	トゲチック	1531	140	191	110
177	ネイティ	911	134	89	80
178	ネイティオ	1947	192	146	130
179	メリープ	874	114	82	110
180	モココ	1382	145	112	140
181	デンリュウ	2656	211	172	180
182	キレイハナ	2078	169	189	150
183	マリル	414	37	93	140
184	マリルリ	1481	112	152	200
185	ウソッキー	2035	167	198	140
186	ニョロトノ	2337	174	192	180
187	ハネッコ	501	67	101	70
188	ポポッコ	869	91	127	110
189	ワタッコ	1531	118	197	150
190	エイパム	1171	136	112	110
191	ヒマナッツ	312	55	55	60
192	キマワリ	2019	185	148	150
193	ヤンヤンマ	1308	154	94	130
194	ウパー	587	75	75	110
195	ヌオー	1902	152	152	190
196	エーフィ	2958	261	194	130
197	ブラッキー	2023	126	250	190
198	ヤミカラス	1372	175	87	120
199	ヤドキング	2446	177	194	190
200	ムウマ	1756	167	167	120
201	アンノーン	1008	136	91	96
202	ソーナンス	1009	60	106	380
203	キリンリキ	1836	182	133	140
204	クヌギダマ	1030	108	146	100
205	フォレトス	2231	161	242	150
206	ノコッチ	1592	131	131	200
207	グライガー	1733	143	204	130
208	ハガネール	2404	148	333	150
209	ブルー	1108	137	89	120
210	グランブル	2406	212	137	180
211	ハリーセン	1883	184	148	130
212	ハッサム	2761	236	191	140
213	ツボツボ	296	17	396	40
214	ヘラクロス	2896	234	189	160
215	ニューラ	1841	189	157	110
216	ヒメグマ	1167	142	93	120
217	リングマ	2720	236	144	180
218	マグマッグ	740	118	71	80
219	マグカルゴ	1521	139	209	100
220	ウリムー	653	90	74	100
221	イノムー	2252	181	147	200
222	サニーゴ	1197	118	156	110
223	テッポウオ	738	127	69	70
224	オクタン	2094	197	141	150
225	デリバード	924	128	90	90
226	マンタイン	2016	149	260	130
227	エアームド	2016	149	260	130
228	デルビル	1094	152	93	90
229	ヘルガー	2493	224	159	150
230	キングドラ	2389	194	194	150
231	ゴマゾウ	1158	107	107	180
232	ドンファン	2979	214	214	180
233	ポリゴン2	2509	198	183	170
234	オドシシ	1960	192	132	146
235	ドーブル	384	40	88	110
236	バルキー	398	64	64	70
237	カポエラー	1878	173	214	100
238	ムチュール	1213	153	116	90
239	エレキッド	1057	135	110	90
240	ブビィ	1161	151	108	90
241	ミルタンク	2292	158	211	190
242	ハピナス	3173	129	229	510
243	ライコウ	3301	241	210	180
244	エンテイ	3329	235	176	230
245	スイクン	2783	180	235	200
246	ヨーギラス	891	115	93	100
247	サナギラス	1585	155	133	140
248	バンギラス	3617	251	212	200
249	ルギア	3547	193	323	212
250	ホウオウ	4583	263	301	212
251	セレビィ	3046	210	210	200

種族値は原作の強さを反映している？

ポケモンGOにおける各ポケモンの種族値は原作のポケモンのパラメータ（第６世代）を基にして決まっています。

計算式は少し複雑ですが末尾に記載しておきますので、興味がある方はご覧ください。

②個体値について

個体値とは？

同じ種類のポケモンであっても、捕まえた個体ごとに強さは少し変わって来ます。それは個体値というパラメータがポケモンごとに別々で設定されているからです。リーダーに「ポケモンを調べてもらう」機能で、個体値のおよその値を教えて貰えます。

個体値は各１６段階

個体値は攻撃・防御・HPのそれぞれのパラメーターに定められており、０から１５までの値をとります。自分で計算して個体値を特定することも可能ですが、個体値チェックアプリなどを使用すると便利です。

調べた個体値は、上の写真のように名前欄に攻撃/防御/HPの順で記載するのが慣例となっています。（文字数の節約のために16進数で記載する人もいます。例：15/14/13=FED）

個体値とCPの関係

ポケモンGOをやり込むと、強い個体を求める「個体値厳選」を行うプレイヤーが多いと思います。個体値を厳選する最大のメリットはCPが高くなることです。

カイリューの場合、個体値が一段階下がるごとに最大強化時のCPが約１０減ります。個体値１００%と０％では、最大強化（PL39）した際にCPが４００以上変わります。

ジムではCP順にポケモンが並ぶため、強い個体を厳選・強化してCPを上げることは長くジムに配置するために有利です。

※トレーナーレベルが上がっていない場合は、まずはトレーナーレベルを上げることが重要です。

③ポケモンレベル・CPMについて

ポケモンには１から４０までのレベルがあり、強化１回につき０.５ずつ増えます。このレベルのことを、トレーナーレベル（以下TL）と使い分けるために、ポケモンレベル（以下PL）と言います。ポケモンの上部にある分度器の角度でおよそのPLがわかります。

PLには以下のようなルールがあります。

・野生で出現するポケモンはPL1〜30のいずれか
・野生で出現するポケモンは必ずPLが整数
・TL20以上の場合、たまご孵化で生まれるポケモンのPLは必ず20
・＜PLの強化上限＞＝＜TL＞＋1.5
・PL39以上は強化できない

PLが上がると、レベルことに設定されているCPの係数（Combat Power Multiplier=以下CPM）が大きくなります。ポケモンを強化するとCPMが上がるために、最初の式の通り、結果的にそのポケモンのCPも上がります。

レベルごとのCPM一覧

PLごとに設定されたCPMは下記の通りです。(引用元：Pokemon GO GamePress)

PLごとのCPM一覧（クリックすると開きます）

実際に計算してみた

以上を踏まえて、実際にポケモンをCPを計算してみます。

上記写真のカイリューは、個体値チェックアプリによって、個体値が【攻撃/防御/HP=15/15/13】、PLが39であることがわかっています。

これまで説明した式に則って、値を代入すると下記の結果からCPが３５１２となり、実際のCPと一致することがわかります。

まとめ

以上がCPの計算式でした。

いろいろ記載しましたが、CPはあくまで機械的に算出された、およその強さを表す指標でしかありません。ジムバトルにおいては、CPよりもポケモンの種類値やわざが重要になってきます。

とはいえ今のポケモンGOでは、CPは一番重要なステータスの一つなので、CP算出方法を理解しておくことは、ポケモンGOをプレイする上で役立つと思います。

それではみなさん、楽しいポケ活を！

---

おまけ

ここから先は数式が多くなるため、より深く知りたい人のみご覧いただければ幸いです。

①原作からの種族値の算出方法

ポケモンGOの種族値は、原作のポケモンのパラメータ（第６世代）を基にして決まっています。

（引用元：reddit）

②攻撃力・防御力・HPの計算式

ジム戦におけるダメージ計算には攻撃力、防御力、わざの威力によって計算がおこなれます。CPはダメージ計算には関与しません。

攻撃力・防御力・HPは名前の通り、そのポケモンが持つ攻撃・防御・HPの実数値で、以下の式によって計算されます。

なお、最初に示したCPの計算式は、攻撃力・防御力・HPを用いて下記のように置き換えることが可能です。攻撃力の大小がCP一番大きくに影響することがわかります。

↓ 下記のように置換可能

③ジム戦におけるダメージ計算式

ジム戦のダメージ量は以下の式によって計算されています。

　※小数点以下は切り捨て

タイプ一致ボーナス：わざを発動ポケモンのタイプが同じ場合に1.25倍になる。

タイプ相性ボーナス：効果が抜群→1.25倍　効果がいまひとつ→0.80倍